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DIARY

ごきぶり日記299

介護とは


お恥ずかしながら数年前にベネッセコーポレーションの株が12,000円くらいの頃に、 400株くらい仕入れて今や惨めな思いをしています。

これからは介護ビジネス、とばかりにブームが押し寄せた頃のことです。
ある大手の会社が介護機器の開発を打診して来たことがあります。一人きりの寝た きり老人に何かあったときの通報装置でした。

被介護者が緊急の場合に機器を操作し、誰かに連絡する。すると遠隔操作で被介護 者の様子を画像監視して様子を確かめる。というような趣旨だったと思います。
果たして弱り切った老人が機器を操作して相手と連絡が出来るものでしょうかね。 大きなボタンにのし掛かるように押すのが精一杯ではないでしょうか。

その相手が不在の時は次は、そのまた次は何処へ転送して知らせるのでしょうか。 遠隔地で画像を見て何が出来るのでしょうか。この話はいつの間にか消えて無く なってしまいました。

介護とは何なのかということが判らずにビジネスになるに違いないと押し寄せる 業者が山ほどいました。前述のように「老人を一人でほっぽりだして置ける監視 装置が欲しいのか、徘徊老人を監視して連れ戻す機械が欲しいのか、介護者の労力、 腕力を助ける機械が必要なのか、確かに場面に応じて様々ニーズがありそうな感じ がします。あるいは既にビジネスになっているのかも知れません。

こうしたニーズには官庁の外郭団体、業界の団体などが張り付いていて、既に “雁字搦め”の構造が出来ていると聞きます。いわゆる既得権というものでしょう。
話は変わりますが、ロボットが癒し系の役者として人気を集めているようです。
精々一万円そこそこの製品は立ったり座ったり程度の行動で話が主になっており、 幾つかのキャラクタで録音されているようですね。

ご隠居さんなどは「いいねぇ、若い者は」「そろそろ寝ましょうか」を連発して なんとも鬱陶しいと思うのですが、これはこれで年輩者には好評のようです。 そこに癒しがあるのかも知れません。
ある人が、「老人ホーム、入居者の大半が決まった訪問者が居ないんですよ。 そうした人たちを癒すのも介護ですね」と話していました。
“儲かる介護”などなどあるのでしょうか。ましてや“介護で儲ける”などは あり得ないと思っていたのですが、更にある人が、“被介護者から儲けるのでは なく、国からいただくのですよ”と話してくれました。なるほど、それなら心が 痛まないということですかねぇ。

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