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DIARY

ごきぶり日記297

うまい焼酎とは


“梅干しを入れて焼酎のお湯割り”という手は多くなりましたね。 やはり明日が楽ということでしょうか。
差詰めアメリカで言うなら“ジン・トニック”というところですね。

永い焼酎の愛好家でありながら焼酎通ではなく、ただ飲んで居るだけなのですが、 それでも甲類と乙類があることぐらいは知っています。
甲類とは原料の臭いが完全に無くなるまで徹底的に蒸留を繰り返したもので、 乙類とは蒸留を途中までにして、鼻先に持って行くとツーンと臭いが残っている もの、という程度の知識ですが。言うならば甲類とは味気なく酔うだけの酒で、 乙類は臭さを楽しみながら飲むものということになりますか。

この焼酎の銘柄の多さもさることながら、値段が様々なのには驚かされます。
普通は高いものは良いのだろうという単純思考が通用するのですが、どうもこれば かりは“からくり”があるようです。
最近あるところで、「“何々”という焼酎がうまい。仲々手に入らない」という 話題に巻き込まれました。

“何々”の名前を明かすのは営業妨害になるといけませんから、勘弁して頂くこと にして、とにかく早速飲んでみたいものと思い、ある専門店で聞いて見ました。
若い当主は「あぁ、あの酒ですね。有名デパート二軒ばかりが扱っていますよ。 うちには置いていません。 どんな細工をやったのか、瞬く間に値段が上がってしまいましたね。元値は普通の 焼酎並みで、幻の酒でも何でも無いのですがねぇ。醸造元が怒っていましたよ」と 話してくれました。

さらに、「焼酎の良し悪し、つまり評判は地元と都会ではまったく違うのですよ。 やはり売る側は口当たりの良い、万人向けに売れる酒を仕立てて、広告宣伝で 銘酒を作るのですね」
なるほどよく判りました。本当においしい焼酎は地元の人に聞け、ということ ですね。この話は何も焼酎に限りませんね。酒でも同じ話を聞かされたことが あります。

一本だけですよと飲まされた“まぼろしの銘酒”も氾濫すれば唯の酒ということ です。焼酎も人の噂ではなく、自分が味わってみて“うーん、これは美味い”と 思ったものが銘酒なのでしょう。
お酒でうまいのはやはり日本酒なのですが、この頃は明日に響くので遠慮して います。それならば本格的な焼酎通にでも挑戦しますか。

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