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DIARY

ごきぶり日記295

五合目社員


五合目社員という言葉を始めて知りました。

要するに五合目ほどまでは登るものの、それ以上は進めずにいる社員のことで、 そうした層が五合目あたりに群をなしている、ということでしょうか。
五合目社員の定義は、
 ・社内の決まりから一歩も抜けられない。
 ・過去の因習、習慣を頑なに守ろうとする。
 ・会社人間である。

と、こんなところでしょうか。評論家などがこうした人たちを五合目人間と定義 して駄目扱いをした発言をするのはどうかと思いますねぇ。
裏を返せば自分たちは五合目をクリアして頂上に向かっている人間だと誇らしげ に話しているということでしょう。

いつも言うことですが、大企業に自分の将来の夢を託し、希望に燃えて入社しした 人たちが、これまでの大企業の枠にがっちりと填め込まれ、その会社の色で塗ら れ、組織からはみ出さないように躾けられ、そんながんじがらめの状態で山登り を続けて来たのでしょう。
世が世なら歳を取ればそれなりに出世し、給料も上がり、充分な退職金を貰って 悠々自適ということです。若い人が始めからそんな爺臭い発想で入社して来るわけ がありませんよね。

今までの山なら五合目が易々とクリアしていたものが、ある日突然、山登りの ルールが100%変わってしまったのです。
唯我独尊の我が社は生き残るのも怪しくなり、鉄の組織とファミリーはガタガタ。 “上司の命令を聞いているだけでは生きられない、個が優先する”では、これまで の社内鋳型教育はすべて忘れて生き方を変えなさいと言っているようなものです。

恐らく人間、五合目まで登ったら、もう生き方や考え方をそんなに簡単に変えら れるものではないでしょうね。
“世の中が変わった”とだけでは済まされない、企業の社会的責任が厳然と存在 します。もっとも閉鎖社会の中で、仲間をけ落としながら上り詰めたサラリーマン 経営陣では無理からぬことでしょうかね。

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