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DIARY

ごきぶり日記284

なんでもネットはまだネット


“なんでもネット”の世の中で、とにかくWeb上は満開の桜のように華やか である。

ネットというものは確かに便利である。居ながらにして何でも(?)手に入る 可能性がある。特に身障者や動けない老人の居られるご家庭では重宝して居られ るに違いない。スーパーでお好みの食材をかごに入れるように絵をつまめば、 夕方には配達してくれるらしい。

こうしたサービスではあり得ないが、情報が全く更新されていないWebを見掛け ることがある。必要な情報がタイムリーに更新されないと、全く役に立たない ばかりではなく、落胆が怒りに変わるかも知れないから厄介である。
何処を開いても「工事中」であったり、1年前のデータを読まされていたのでは 頭に来ることは請負いある。

たしかに数年前はこんな現象が多く、オモチャのようなWebに信用が置けなかった ものだが最近はどんどん進化している。“進化しないものは淘汰される”のがWeb なら当然のことかも知れない。どんな小さな会社でも URLを持っていないところは 珍しいことになってきた。

でも、よく見るとHPの作り方で大きな差があるようである。すべての情報を載せ たいという想いは判るが、そのために文字はいよいよ細かく、ゴチャゴチャでどこ をアクセスすれば目的の場所にたどり着けるかクイズのようなHPがある。
リンクの張り方も癖があり、あっちからもこっちからもと飛び込めて、同じ画面が 何回も出てくるもの、グルグル回っているようなものもある。

それはまだ愛嬌である。だが、問題は「問い合わせ先」なのだ。まことしやかに 問い合わせ電話が4本とか5本羅列してあるものがある。メーカーの名誉のために あえて名前は言わないものの、どの電話番号にいつ掛けてもビジーである。
同じ経験をされて居られる方も多いだろうが、このサポート電話なるもの、まとも に掛かったためしがない。

いつかも嘆いたが、「自動電話応答」というのも人を小馬鹿にしている。取扱説明 書の棒読みにような説明にたどり着くのにさえ時間と電話料金が馬鹿にならない。
「顧客満足度(CS)」を謳いあげながらこんな程度のサービスでお客が喜んで、 また買ってくれるだろうと思っているのだろうか。それとも顧客があきらめて、 こんなもんだろうとして付き合ってくれているのか。恐らく後者ではなかろうか。

つい最近、Webでトラベラーズチェック(T/C)を買った。Webで書き込んで送ると 運送業者が現物を持ってきてくれる。勿論、現金引き換えである。
さすが一流企業だと思ったが、それがいつの何時に配達されるのか判らない。 大金を持って今か今かと待つのも嫌だと問い合わせるとラッキーにも繋がった。 だが、担当の女性にはわからない。指定の運送業者側に問い合わせると「うちは 荷物を運んでいるのでそう言ったサービスはやっていません」と、しゃあしゃあと 仰る。Webを使った最先端のサービスをやっているつもりだろうが、とんだところ でボロが出る。「まだネット」というところである。

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