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DIARY

ごきぶり日記280

人は弱く、脆いもの


人生模様とでも言いますか、昨今の世相の中に藻掻く人間の生きざまは、どんな 行為、例えそれが罪悪であっても、深いもの悲しさが付きまとっています。

鈴木宗男議員の生きざまは強烈な立身出世の想いと欲望が根底にあり、阿修羅の ような言動がこれを助けて、まさに制覇の道をひた走ったという図ですね。
ことほどさように目的がはっきりし過ぎており、分かり易い人生なのですが、 人間も単純らしく、ついに底が割れてしまいましたね。

抵抗勢力というのも時代劇の敵役、切られ役集団のようにまさに分かり易く、 はっきりしているから面白いですね。時代劇なら切られても切られても何回でも 生き返って来ますが、どうもそんな幻想を抱かせる集団に見えて来ます。 もっとも敵役があっての時代劇ですから、重要な役回りには違いありませんが。
金を集め、子分を増やし、利益を誘導するという循環のなかで力をつけ、権力を 獲得して来た古い政治感覚が骨の髄まで染み込んでいるのでしょうから、変われ なくて当然なのでしょう。

これが永田町という特殊社会だけの感覚に留まらず、日本という国の構造的基盤 だとすれば、なんとも救いようのない気持ちに陥ります。
引きも切らず起こる毎日の犯罪は、こうした腐った基盤、つまり党利と派閥、利権 が露骨な集団の基盤の上に発生するものなのでしょう。

“板割の浅太郎”は国定忠治にバッサリやられたようです。でもこの忠治は泣いて 可愛い子分を切ったのかどうか、自分の身に降りかかった火の粉を払うことに 専心したトカゲのしっぽ切りとしか見えませんね。その証拠にだんまりを決め 込んでいます。

敵役の大物には違いないのですが、こうした種族も古い手法ながらこれで一世を 風靡して来たのだから、いきなり変えることは出来ないし、他の生き方や理念など 持てないとすれば、やはり哀れな存在なのかも知れません。
とにかく、時の流れは人間の意志と無関係に怒濤のように流れています。 遠からず老いさらばえて消え去るのですから、そう焦ることはないのかも知れま せん。

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