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DIARY

ごきぶり日記278

ローティンビジネス


ローティンと言えば小学校高学年から中学生のことでしょうね。

この年代の女子をターゲットにしたビジネスが残された市場として、クローズ アップしているようです。
化粧は人間にとって最も普遍的で原初的な装身行為であって,未開社会では重要 な文化要素の一つであったそうですし、また日々食べるものにも事欠くような 極端に貧しい社会でも人々は化粧に時間を費やすと言いますから、人間が本能的 に持っている美に対する憧れなのでしょう。

でも、この年代が化粧する、ファッションに身をやつすなど、考えただけでも ゾッとするのですが、現代はこんな受け取り方をする方が変わっている、あるい は遅れているということなのでしょうか。
当然、彼女らに収入があるわけがないのですから、スポンサーは親や兄姉、あるい は、おじさんおばさんということなのでしょうねぇ。

マスコミもあえて批判しているわけではなく、ニューファッション、あるいは、 ニュービジネス、と捉えているようです。
小学生が厚化粧して町中を歩く姿などなんとも頂けないのですが・・
成長過程の皮膚の美しさ、健康な肌色は仮面の美に変わるのでしょうか。
そう言えば化粧は仮粧とも書くそうです。

もう、15年以上前のこと、ロンドンの2階建てバスに乗ったところ、ちょうど 小学生の下校時間で、子どもたちの集団がどっと乗り込んで来ました。
日本でもあっちこっちで見掛ける風景で何も気には留めなかったのですが、驚い たのはそれからです。

やおらランドセルを開けるや、タバコとライターを取り出し、バスの中で吸い始め たではありませんか。信じられない風景、というよりもなんともちぐはぐで、 社会の構図にはあり得ない風景に感じたのを覚えています。
あまりの驚きに、すぐイギリス人の友人たちにこのことをただすと「うーん、それ が問題なのだ」という答えの他に「それもファッションだね」というのがありま したっけ。

喫煙と化粧を同一次元に置いて語るのはどうかと思いますが、まさにブラック ユーモアに聞こえるのです。そのころの子どもたちも既に二十歳をゆうに超えて いるでしょう。そんな頃から吸ったニコチンはどんな害毒を及ぼすのか心配に なりますね。

競争は激化し、需要は次第に先細り、何でも掘り起こして食い尽くす現代のビジ ネスは「先のことなど構っていられるか!」と言っているようです。
何処かのマスコミが「子どものファッション意識の向上」と報じていましたが、 こういうのを意識の向上と言いますかねぇ。なんとも理解の出来ない、先行き 恐ろしい世の中になったものだと思います。

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