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DIARY

ごきぶり日記266

淘汰されるのは誰?


B:
景気の先行きについて、雲行きが大分怪しくなってきたように感じるのだが、 どうなんだろうね。

A:
先ず、大手の銀行だね。不良債権と保有株の含み損の双方で痛めつけられている。
大手行の不良債権は確か6兆を超えると聞いたが、実際はそんなものでは済まない。
金融庁も口に出来ないからそんな数字を認めていると話しているよ。

B:
素人目にもそんな感じがする。どういうからくりでおかしくなってゆくのか よく判らないのだが・・

A:
本当だね。蟻地獄にはまって藻掻いているように見える。
何せ、不良債権は切っても捨ててもも増えて行く。まるで繁殖しているようだ。
世界的な不況、構造改革は進まない、リストラばやりでコストが下がっても競争力がない、
だから営業利益が出ない、悪循環もここまで来るとどうしたら 良いなどと無責任なことは
言えなくなるね。

B:
保有株の含み損も大きい。

A:
うん。知っての通り株価は1万5千円から6千円のあたりをうろうろしているね。
市場が疑心暗鬼になっているから、ある程度上がるとすぐ、利益確定 に走る。また逆戻りだ。
ところで、この不良債権処理は待ったなしになっている。
でも、各銀行ともに度重なる処理で金を使い果たしている。原資がないらしい。
だから、資本金の一部である法定準備金や貸倒引当金を取り崩し始めている。

B:
一方では引当金を積み増している。

A:
引当金を積み増すということは、問題の取引先を整理する意思表示のようなものだと思う。
さてそうなるとこれから一荒れ来そうだね。 やらなければ貸出先企業よりも自分自身が危ない。

B:
経済誌が潰れる可能性を含んだ企業のランク付けをやっている。
つまり、「倒産序列」とでも言うのかな?
何とも情け容赦無いものだと思うけれどこれが今の現実ということだねぇ。

A:
蟻地獄から自分だけ抜け出すには格好などかまっていられないだろうな。
大手行は今、手放すものの選別をやっているというよ。
一方では金利を上げて利ざやを増やそうとしているらしい。
営業努力では 間に合わないから、手っ取り早く金利で稼ごうということだが、
無利子のような金を使って勝手に金利を上げられては借りる企業もたまらないね。

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