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DIARY

ごきぶり日記258

がんばれFさん

B:
富士通 秋草社長の発言が問題になっているらしいね。

A:
yahoo!−ファイナンス、富士通の掲示板にわんさと書き込みが載っているよ。 社員と名乗る人も含め
て非難轟々というところだ。 例えばリストラ発表の席上で「5兆円企業の富士通にとって3000億円の
赤字というのは大した金額ではない」といったそうで、アナリストが呆れ 返っているとか、それに週刊
東洋経済(10月13日)のインタビューに答えた 「社員が駄目だからだ」という記事だ。
真意が判らないからあまり一方的な批判は出来ないが・・

B:
もし本当なら株主としてこんな発言をされてはたまったものではないね。 たかが1000株でも数百万円
の含み損になっているんだから。

A:
確かに一方的に聞いていると非常識だ。自分は悪くない、社員が悪い。だから こうなるのだのだとか、
景気の急落が原因だとか、誰が聞いても社長としての 経営責任の認識が見られないのだから問題だ。

このインタビューの応答の中で面白いことを言っている。「毎年、事業計画を 立て、その通りやります
といって、やらないからおかしなことになる・・」と 従業員が働かないから駄目なのだという下りだ。
これはまさに嘘偽りのない本音だと思うよ。毎期各部門で予算を立てる。それに トップダウンでこれ
だけ乗せろという命令を出す。ここまでは何処の会社でも でもやっている。

問題はその数字が、これからの世界経済の動向、市場環境の変化、あるいは 現状の能力、経営資
源などを総合し洞察した上で確信を持った数字だとは思え ないんだね。習慣で積み上げている面が
随分ある。だからこそ此処に経営者 としての洞察力を働かせなければならない筈だ。

さて実行という段になるとやることはいつもと同じで、それほど予算を死守す る覚悟も努力もしないと
いうことだろう。つまり危機感、愛社精神、ハングリー 精神など無いということになる。 嘆いているのは
この点で、何だか判るような気がするが、社長の立場で社員を 駄目呼ばわりすればその会社に先は
無いということになる。社員が経営を真っ向 から批判しているのと似たようなものだよ。

B:
予算案が出来て最終的にこれで行こうと決心するのは社長だよね。 それがうまく行かなければ明ら
かに社長の責任だろう? 兵法を知らず、軍師も居らずという感じだねぇ。

A:
大体こういう会社は、旧日本電信電話公社の随契会社として永い間安泰な事業 をやって来た。
アメリカ企業のように、ガレージビジネスから自分でビジネス を開拓して大企業に発展して来た歴史
が無い。 大企業の社員がサラリーマン化していると言われて久しいが、元々それが本質 なんだと思
うよ。 いま流行の工場の売却、EMS化に当たってなんだかんだと理屈をつけて反対して いるのもこ
の種族だと思う。

B:
それではこれから始まる本格的なサバイバルを生き抜くことが出来ないことに なってしまうよ。

A:
本当にそうかも知れない。それにこんなに株価が下がってくれば買い頃だ。 M&Aの対象になるだろ
うね。一踏ん張りして欲しいもんだ。

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