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DIARY

ごきぶり日記253

奈落の底へ?


A:
NHKスペシャル「待ったなし、日本経済C」を見たかい?
100分の力作だが、何とはなしにピント来ない。まぁ、あれが公共性の高い マスコミとしての限界だろ
う。

B:
不良債権の処理、失業率増加、景気浮揚対策などは毎日のように議論されて いるから、変わり映え
のしない発言は食傷しているのではないの?
分かり切った前置きが長すぎて、結局だから何を言いたいの?と聞きたくなる 場面も多かったね。

A:
IT関連企業の業績は軒並み落ちる、株は何処までも下がって行く、失業率は 5%を越えて、リストラ
はなおこれからということだからみんなが浮き足立って きた。

B:
IMFが特別審査を打診して来たと報じているね。ついにえぐり出されるか。 でも結局は受けざるを得
ないだろう。

A:
不良債権処理が進まないからだろうね。額面落ちした会社の債権など持って いたくもないだろうが、
この景気減速では身動き出来ない。
反面、お金は潤沢に回っているから銀行も企業も当面は困らない。

B:
例のじゃぶじゃぶの金融緩和だね。そうしていつまでも動かないで居ると、 どうなるのかね?

A:
どうなるのかねぇ。「世界同時株安の様相」と報じているように益々景気が 悪くなる、不良債権がど
んどん増える、倒産が増える、パニックが起こるという ことかね。

B:
それは困る。でも何だか変な気がするんだよ。週刊誌でも記事にしているが、 海外旅行は増える、
高価な物が飛ぶように売れる、リストラを発表すると応募者 が即日定員を越えるで、何だかわけが
判らない不況だと言っている。
お金を貰ってあとは働きたくないという人間が増えているとも聞くが、恐ろしい 話だね。

A:
でもね、通常の退職金の3倍も払えるというのは企業が不況で苦しんでいると いうことではないだ
ろうな。それこそ苦しければ“無い袖は振れぬ”だからね。 むしろ、これからの戦いを予想して軍
備の建て直しを謀っているといった感じが する。ちょっと甘く見てスタートが遅れた感じはするが。

B:
先の討論の中で、大企業がこの時期にこぞってリストラをやるのは勝手すぎる とか、公共性が無
いとか言っていたが、そんなこと考えて居たら自分だけ淘汰 されるというのが本音だろうね。

雇用のミスマッチ解消が日本では特に難しい。何故なら入社すると企業教育で その会社にピッタ
ンコの人間に改造するのだから、解凍するのは無理な話だ。 政府がやれ、いや労働組合だとな
すり合っている。

A:
団塊の世代が狙い撃ちになっているね。バブルに乗ってやれ行けそれ行けと 採用して置いて今
になって要らなくなったよ、とは酷いとも言えるよ。 でも、膨大な退職金でやめて行くのなら合意の
上のことだね。
問題はもっと酷い陰湿な人員整理のやり方があるということだろう。

この先どうなるか誰にも判らない。昭和四年の世界大恐慌が再来するのか どうか、よく見極めな
ければならないね。

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