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DIARY

ごきぶり日記242

リストラ異変


不良債権処理が待ったなしの段階に入った。
もっとも“最終処理”というのはこれで四度目だそうだから、これで綺麗になる とは信じがたい。

銀行というものは「この会社、もう駄目だな?」と思ってもいきなりバサッとと 切れば貸した金は一銭も戻って来ないから、駄目だと思っても何とか尻を叩きなが ら働かせ、金利を払い続けさせた方が当面は何がしか入ってくる。
バッサリやれば貸付たのが誰であれ、その時点の当事者、つまり貸出責任になる から誰も手を付けようとしない。

ここが悪質な借りての付け目でもある。公的資金は過去に同じ手口で60兆円引き 出したが、失敗した経緯があり言いだしにくい。政界を動かして一年延期したペイ オフは早くも目前に迫り、尻に火が付きかかっている。
こうした背景からやる、やらないなどの選択を通り越して、最終処理が迫られて いる。

ここへ来れば銀行も見捨てるもの助けるものの選別が必要だ。企業に対して厳しい 経営改革を求めることになる。経営改革と人員削減は表裏一体だから本格的な、 いわゆるリストラが始まる順序になる。とにかく人が余っていることは疑いない。 余分な人が居ると仕事を作る。その仕事が全体の流れや効率の足を引っ張ることに なるから企業にとってはこの面でも深刻である。

首切りや失業などという言葉は暗いイメージだけかと思っていたら案外そうでも ないらしい。最近では希望退職を募集するとすぐに目標値に達するらしい。
こんなに人気のある原因は特別退職金の額にあるのかも知れない。中途退職の所定 額の約5倍、つまり400万円なら2000万円に跳ね上がる計算になるという。 だが、同時に社会構造が廻り舞台のようにゆっくり変化し、寄らば大樹の意識が 薄まって来たということかも知れない。

やる気のある人間の流出が大きくなれば企業も安閑としてはいられない。
それにしても雇用のミスマッチは大きな社会問題になっている。 コンピュータに親しみ、それをツールとして新しいビジネスの挑戦するなど、 今まで全く関係の無かった人には簡単であるわけがない。

欧米では、学校のトップ何番目までに限定してリクルートを行っているというが、 ITのサバイバルはIQの闘いにもなっている。
それにしても、ハローワークとか人材銀行を覗いてもやっていることは相変わらず のお役所仕事。規制の固まりで情報開示が進まない。ミスマッチの製造元はお役所 ではないかと疑いたくなる。

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