ごきぶり日記228
禁煙事情2
禁煙、この責め苦から逃れようと努力されている人が如何に多いかということ
を感じる話です。
前回の「禁煙事情」では禁煙用のツールとしては禁煙飴、嫌煙飴の話を持ち出し
ましたね。これはニコチンが嫌な臭いに変わることを利用したものですが、依存性
の強いニコチンが体内から無くなったわけではありませんから、たばこを吸いたい
という願望はそのまま残り、たばこを吸えばその臭いが気持ちが悪いという、
どっちつかずの責め苦に入り込むかも知れません。
要するにニコチンの量を徐々に減らし、中毒症状を緩和していつの間にかニコチン
が体内から抜けていたという風になれば良いのですね。ところがこれをたばこの
本数でやろうとするとなかなかうまく行かない。
ある程度本数を減らすことが出来たなと思う頃、突然に前よりも増えてしまうと
いう苦い経験をされている人が多いことでしょう。
そこが麻薬の所以ですねぇ。禁煙ガム、禁煙バッチというものはこのニコチン量を
喫煙からでは無く、ガムあるいは皮膚から吸収し、その量をプログラムに従って
減らして行き、約3ヶ月のプログラムで完全にニコチンを体内から抜こうという
もののようです。
経験したことが無いので話の通りにゆくものかどうか分かりません。ニコチンさえ
吸収すれば“紫煙をくゆらす”楽しみを突然断ち切れるものなのでしょうかねぇ。
先日、薬屋さんから面白い話を聞きましたよ。薬屋がたばこを売っていることを
ご存じですか?たばこと言ってはいけませんね。たばこの形をしており、火を付け
て煙を吸い込む薬というべきでしょう。こうした商品は一社しか無いそうだから
品名を挙げても良いでしょう。もうご存じとは思いますが「NEOCEDAR」という
商品です。
そういえば中国でも“肺が綺麗になるたばこ”というのがありましたっけ。
これがある日突然に薬屋さんの店頭から姿を消したそうです。
「買い漁っている人が居ましてね。10個、20個と買い占めて行くんですよ」と
のこと。「どうやら禁煙ツールとして使っているらしいですよ。これは喘息の薬で
禁煙ツールではないのですがねぇ」とあきれ顔でした。
ついでに2,3の薬屋で聞いて見ると、いずれもメーカの在庫が底をついたので、
いつ入荷するかわからないとのこと。
「テレビのダイエット番組が、ビール酵母が溶かして飲むと胃壁に張り付いて満腹
感が出て、抜群のダイエットに効果があると報じたら“エビオス”やら“わかもと”
やらの粉末を若い女性がゴッソリ買い漁って行く、あの手ですよ」と話していました。
禁煙ツールの喘息薬、ダイエットのビール酵母のいずれも悪いとは言いませんが、
メーカーの在庫が底をつくまで買い占めるというのは、いささか狂気の沙汰で、
世相をよく表していますね。
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