(株)テクノクリエート トップページへ TOP

DIARY

ごきぶり日記223

永田町怪談


世の中が何となく“きな臭く”なっています。湯水のように金をつぎ込んだ景気 浮揚策にも拘わらず株価はどんどん下がってゆきます。
物価もじりじりと下がり、デフレスパイラルの様相が色濃くなっていますね。

かてて加えてKSD問題、機密費の横領と何とも前近代的な事件が次から次ぎへ と発覚しています。内閣と与党にとってはまさに“泣き面に蜂”で、消火活動に 大わらわというところでしょう。

流石に閣僚や与党幹部は政権の危機として受け取っているように感じられますが、 不思議なことに当事者の総理は、実に暢気で何も感じないように見えませんか?
人間なら針の筵に座っているような心境のはずなのですが、どうも自分の責任とは 思っていないように見えるのは一体どうしたことでしょう。

テレビ番組の中で、あるコメンテータが“あそこまで感じないというのは大した ものですよ”と皮肉っていましたが、これがゼスチュアでなく、本当に感覚が ずれていて、自らの政治責任を感じないのだとすれば、怪奇小説を読んでいるよう にゾッとします。

アメリカの株価バブルは終焉を迎え、リセッションに入ったことは確かでしょう。 まだ強行着陸か軟着陸かとやっています。当然、世界経済はこの影響をまともに 受けることになり、それなりの覚悟が必要です。
こんな時だからこそ、アメリカも日本がしっかりして欲しいと願っています。
だが、どうでしょうか。株価というものは世界経済の変化の潮流の中で、その国の 経済基盤の善し悪しや個々の企業の業績によってだけ変動するほど単純なものでは ありますまい。

市場が見ているのは、加えてその国の為政者が、どんな意志と決意を持って一国の 経済を引っ張って行こうとしているか、あるいはそんな有能な政治家がいつ、現れ るのかという点にかかっているのだと思いますよ。
もしそうなら当分株価は上がらないことになります。政権が変わり首相が交代する のを待った方が良さそうです。

しっかりした経済政策を打ち出して、誠心誠意国民の理解を求め、まやかしでない 規制緩和を自らの政治生命を掛けて毅然とした態度で実行する有能な政治家が出る のを待つしか無いでしょう。それまで株は塩漬けということですね。

株価を税金で支える発想などは落ちて来る天井(株価)を札束をつっかい棒にして 支えようという、素人にも分かる馬鹿馬鹿しいナンセンス漫画のようなもので、 こんな程度かとがっかりさせられます。
起死回生の妙手のように沸いてきた金庫株も、受け身の防衛手段としては一応の 効果があるのでしょうが、竜巻のような国際資本の前にさてどうなるやらです。

日本人は間接金融(銀行を介しての金融)に慣れて来たので、株や社債を買う直接 金融は欧米に比べて極端に少なく、だから膨大な個人資産が貯金に廻っていると いうのは事実でしょう。
これを何とか引っぱり出そうとする。でも今の政治は“北風と太陽”の北風より も始末が悪い。政治の基本姿勢を正さずに小手先で何とか凌ごうとする。
こんな風に見るもの聞くもの、吹きまくる北風ではコートを脱ぐ気にはなりません よねぇ。

みなさまからのご意見、ご感想をお待ちしております。 E-Mail: info@techno-create.com
Copyright(c)2001-2002 株式会社テクノクリエート All rights reserved.