間もなく光が家の中まで飛び込んで来る。と言っても燦々と光り輝く太陽の光
ではなく、グラスファイバーに乗って来る通信媒体の光のことである。
インターネットでテレビ並みの画像が安く扱れば、無限の可能性が広がって行く
ことは間違いない。だが、その渦中にあっても未だ何となく釈然としない。
科学技術の分野では格段の貢献をするに違いない。例えば医学では外科手術の
現場や診断あるいはその成果、データが居ながらにして閲覧出来るとすれば、
いかに人間生活に貢献するかということはよく分かる。
今、インターネットは商売の広告宣伝と遊びの世界に満ちあふれている。
難しいことを言うな、それが社会の進歩と人間の幸せに繋がっているのだと言わ
れればそうかもしれない。だが、人間の日常生活がそれによってどんな利便性を
もたらすのか未だに疑問の中にいる。
その昔、キャプテンシステムという双方向型の生活情報システムが開発されたが、
線香花火のように萎んでしまった。要するにIP(情報提供)がその波について
行かれなかったということで、欲しい情報にアクセスすると「準備中」で、肝心の
情報もなかなか更新されないちぐはぐさが見捨てられる原因だったと思っている。
それに比べれば今のネット情報は格段の進歩であることには違いない。
だが、本当に知りたいことにたどり着くまでは、膨大な情報の中をキーワードを
あれやこれやと変えながら探しまくらなければならない。まさに大混雑の中で
迷子になったように疲れ切る。途中にそれらしき情報はあるのだが、すべて断片的
で系統的に教えてくれるものに行き着けない。
探し方が下手なのだと言われそうだが、電話帳やイエローページをめくるのが
不得意な人間だって居るのである。
だからこれからはコンテンツビジネスが盛んになり、そのうち簡単にたどり着く
ことが出来るのだということだろう。デジタルテレビが始まってチャンネルの
飛躍的増加で、専門チャンネルが出来るように、ネットもテーマで区分け出来れば
迷いかたも少ないかも知れないが。やっとたどり着いた先が騙されたような情報
では困るのだが。それでも、メーリングリストのように、迷い込んで来るのが多い
に違いない。
いずれにしても情報を提供するのも、これを整理するのも人間の仕事なのでネット
の進化に伴ってコンテンツがどう整理されるかという、甚だ遠大なテーマである
ことには違いない。居ながらにして欲しいものが何でも手に入るということには
それほど意義は感じないが、そろそろ大整理の時代に入っても良さそうである。
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