投資信託時代
AさんとD君が話題の投資信託について話している。 <D>投資信託というのは公社債投信とか、MMFという名前で知っていましたが、 僕たちには関係のない金儲けと思っていました。 でも、いよいよビックバーン。外資系の証券会社がどんどん乗り込んで来て個人資産 1200兆円の争奪戦が始まったと騒いでいますよ。 アメリカでは預金より一般に浸透しているそうですね。 <A>低金利時代が続いているから魅力はあるね。 投資信託というのは個人の小口の資金を集め、投資家に代わって専門家が市場環境を 予測し、運用対象を選んで資産を増やす。個人では出来ない利殖方法だからね。 <D>どんな仕組みになっているのですか? <A>関係する機関には、証券会社、投資信託会社、それに信託銀行がそれぞの役割を 担っている。つまり、証券会社は投資家との窓口で、投資家への販売、換金、 あるいは分配金、償還金の支払いを行って、その相談に乗る。 投資信託会社が実質的な投資戦略を実行するところなんだな。 此処には専門家が居て全世界を睨んで経済や金融情勢などの膨大なデータを調査、 分析して投資先を決める。投資のプロが此処に居るんだね。 信託銀行というのはその資金を管理、保管するのが役割だ。 <D>投資信託は預金と違って元本は保証されないから、リスクを伴うと聞きます。 だから良く勉強して自分のリスクでやれと云いますが、ただ、自分の責任でやれ、 勉強しろと云われてもねぇ。 <A>本当だね。細かいことはさて置いて、一番リスクの少ないものから段々に リスクの高いものまで5段階ある。投資信託は様々な投資先を組み合わせて 商品を作るのだから、リスクの少ない、お堅い投資先を選んで組み合わせたものは 利回りが低いのは当然だ。反対に乱高下の大きい仕手株のようなものを 多く含めたりすれば、当たった時は大きな利回りになるが、 外れれば元本割れして損する確率も高くなるわけだ。 <D>どんな種類があるのですか? <A>大まかに分けて公社債投信と株式投信があるんだが、知っての通り公社債投信は 株式を含んでいないので確実性は高いけど、これとて市況変動がある以上、 元本は保証されないよ。 これに株式を組み合わせて段々に株の割合を大きくして行くのが株式投信だ。 この率が高くなるほどハイリスク、ハイリターンとなるわけだね。 だからこの場合は、さっきの投資信託会社が何処の国のどんな株を選んでいるかが 問題なんだね。 投資信託を買う時は先ず、「受益証券説明書」を見ると、この投資先や組み合わせが 詳細に出ているからこれをよく読んでから自分で選んで買う必要がある。 此処に勉強と自己責任があるんだね。 証券会社の窓口で女性社員が懇切に説明してくれるだろうが、「貴女が勧めるんだから」 なんて買っちゃぁいけないよ。 <D>云いますね。そんなに甘く無いから馬鹿にしないで下さいよ。 その他に追加型(オープン型)とか、単位型(ユニット型)とかありますね。 分配の方法もいろいろあるようです。 <A>さっきも話した様に、その辺は証券会社の仕事だから親切に説明してくれる。 本を読んで勉強するのも良いが、証券会社に足を運んで説明を受ける方が 早いかも知れない。 <D>山一証券を買収した、メリルリンチ日本証券が開業しますね。 これから格段に進んでいる外資系がどんどん日本に進出して来て、 商品も様々なものが出てくるそうですから勉強が大変です。 <A>日本の個人資産、1200兆円を狙って内外の金融機関が卍巴の争奪戦を展開する。 ポケッとして証券会社の言いなりになっていれば、悪くすると1200兆円が 無くなってしまうかも知れないよ。 永い間、護送船団方式に慣らされて来た日本人には、元本保証が当然と思う気持ちが 強いから、投機的な要素の入った投資信託は抵抗があるかも知れない。 これから、儲けた損したという社会問題が大いに起こるだろうね。
投資信託会社が実質的な投資戦略を実行するところなんだな。 此処には専門家が居て全世界を睨んで経済や金融情勢などの膨大なデータを調査、 分析して投資先を決める。投資のプロが此処に居るんだね。 信託銀行というのはその資金を管理、保管するのが役割だ。
投資信託を買う時は先ず、「受益証券説明書」を見ると、この投資先や組み合わせが 詳細に出ているからこれをよく読んでから自分で選んで買う必要がある。 此処に勉強と自己責任があるんだね。 証券会社の窓口で女性社員が懇切に説明してくれるだろうが、「貴女が勧めるんだから」 なんて買っちゃぁいけないよ。