ゴキブリ日記91
ひとひねりの減税
テレビをつけるとビックバーンの話が飛び込んでくる。
評論家が既に語り尽くした感じがするが、とにかくこの不景気、資産デフレがひどく進行している。
景気対策が後手に回り、やることなすこと上手くいかない。
テレビで評論家や学者先生が勢い付き、政府要人が吊し上げられる構図は何とも見るも哀れである。
今こそ思い切ったインフレ政策を、公共投資が一番効果がある、いや減税だと何とも姦しい。
この議論の中でちょっと気を引く発言があった。
財部(タカラベ)誠一氏の政府は減税に対して工夫が無いという話である。
背広を買ったらなにがしか戻ってくるとか、サラリーマンの必要経費を認める方がよっぽど効果があるという主張であった。
確かにマスコミが、やれ老齢化社会だの、景気は減速するなどといやというほど聞かせ、冷水をかけているのだから、誰だって2万円そこそこの減税を、ハイそうですかと使うはずがない。
いま、どうなっているのか知らないが10数年前、イギリスの消費税、つまり、
Value Added Tax(付加価値税)は15%だった。高いと思うかも知れないが、領収書を取っておくと、あとでごっそり戻ってくる。つまりお金を多く使った人には減税するという事である。
減税はタンスの肥やしと決めてかかるどこかの政府に比べると余程頭がいい。
さらにまたもデパートの「友の会」を思い出す。
友の会は12ヶ月間積み立てると13ヶ月分の買い物カードが帰ってくる。
つまりこの時点だけで8%弱の金利が付く。さらにそのカードで買い物すると5%割引いてくれる。この低金利時代に何とも儲かった気分にさせてくれる。
一方、デパートにとって、その積立金は前受金であり、資金調達を楽にする。
しかもそのお金は全額自分の店の売上になって戻ってくる。そんなことはあるまいが使い忘れてくれようものなら丸儲けである。奥様方は大いに満足し、中には年間で壱千万円も積み立てている人も居るそうである。デパートにとっては生き残りを掛けて編み出した戦略だろう。
とにかく使わせるのが景気対策なら、こうした工夫が要るだろう。
世界中が日本は減税しろ、減税しろと喚いている。アメリカから消費税を3%に引き下げろと云われ、内政干渉だと怒っているが、多く買ってくれた人に2%を返す工夫をした方が余程、買う気になるかもしれない。「購買意欲は女性から」である。
ちょっと無理があるかな?
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