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DIARY

ゴキブリ日記78

新幹線の車掌さん


詰まらないお話で、恐縮です。
その昔は静岡、京都、大阪、広島と東海道新幹線をよく、利用していましたが、 最近はとんとご無沙汰で、もっぱら東北新幹線を愛用しています。

ある時のことです。 優雅にグリーン車で、と思い、車掌さんに「グリーン車、空いていますかね?」と聞いたところ、 その車掌は、やおら私の背広の袖を掴んで歩いて行きます。一輌ばかり過ぎたところで、此処へ座れといいます。
「でも此処は指定席・・」といいかけると「いいから・・グリーン車と指定席は大して変わりない。第一勿体ないですよ」 と小声で説得します。
何とも楽しくなり、そのまま普通車輌で行きましたよ。

この線はどうやら丸の内車掌区と仙台車掌区交代で乗務しているようで、このときの車掌さんは仙台。 丸の内からは、こんな人情味溢れる話は出ないのかも知れませんね。

車掌も人間だからいろいろな人がいます。 指定席は座席指定を持っていなくても空いていれば先ず座り、検札の時に申し出れば、快く発券してくれますね。
こんなことは常識になっています。 ところがある時、がら空きの指定席に座っていたところ、 車掌が「500円頂きます。でも、この券は一駅だけなので次の駅で自由席に移ってください」というのです。

何を冗談を、と思っていたところ、次の駅に着くやいなや「規定の駅に着いたので席はこれまでです!」 と大声を上げて飛んで来たではありませんか!
席はガラガラですよ。同じようにお金を払った2人ばかりの客が、少し文句を云いながら席を立ちかけました。

そこで、「そんなルールは聞いたことがないね。あなたの名札を見せて呉れ。丸の内で聞いて見るから」 と名札に手を掛けようとしたところ、何かブツブツ云いながら逃げるように立ち去ってしまいました。 丸の内、つまりJRの総本山のことです。ちょっと脅迫めいていたかな?と思いながら周りの客と大笑いしましたよ。

雪などでダイアが大幅に乱れた時は、窓口で指定券を発売しませんね。 そんなとき、車内のことは車掌に全権限が移るそうです。 グリーン車に勝手に座っても車掌が「今日は金が取れないな」と判断した時は自由席と同じなのです。
全く金を取る気の無い人、それでも一生懸命に集金している人、いろいろとお目にかかりました。 飛行機が飛び立ったら全責任、全権限が機長にあるように車掌さんも同じなのですね。

車掌さんも客商売、わけの分からない難癖を付けられたり、仲々大変な商売ですよ。 検札に来たとき、今日はどんな車掌さんかな?と応対の仕方、人当たりを観察するのも旅のつれずれで興味をそそるものです。 人が悪いと云われそうですが・・・。

 

 

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