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DIARY

ゴキブリ日記76

第2の敗戦


<A>
長期信用銀行 総合研究所 理事長の竹内 宏さんの話は仲々面白くて説得力があるね。
「第2の敗戦」が持論らしい。

<B>
金融ビックバーンに賛成しているのは、銀行では2社だけ、証券に至っては1社しかないと
云っている。準備が出来ていないから待ってくれ、やめてくれということらしい。
でも、やらなければ日本は置いて行かれることも確かだろう。

<A>
今、日本が総ての面で、いわゆる日本流から抜け出して世界標準にならないといけないと
云われているね。でもこの人はグローバルスタンダードではなく、
アングロサクソン スタンダードだといっているよ。

<B>
その通りだと思うよ。だいたい、政府や官庁が基準や規格を決めて、これが標準でござい、
などと云っているのは日本だけだろう。
業界の基準だって技術力があり、実績を持った会社が業界の集まりに提案して、
それを審議する。その課程で自社の提案を標準にしようと、ロビー活動などで
多数派工作を行い、熾烈な戦いをやる。 そして勝った会社の案、つまりその会社の仕様
が世界標準になる。もとは一つの会社の標準だよ。

そうした風土の中でアングロサクソンが作り上げたルールが今は世界標準になっている
のだから、 今更、いやあれは世界標準ではなくアングロサクソンの標準だと云う方が
おかしいんじゃないのかね。

<A>
うーん、ではやはりアングロサクソンに支配されるということか。

<B>
元もと支配されているじゃないか。
50年前にその支配下に入り、アメリカに全幅の信頼を寄せて成長して来たのだから。
一時はアメリカを追い越したつもりで、日本独自の政策をと云っていたが、
土俵もルールもアメリカのものなのだからね。

<A>
それが「第2の敗戦」か。 そういえば、第2次世界大戦で敗れた時にもっと完全に
アングロサクソン流になっていれば、 官僚支配も金融不安も起きなかったかも知れない
と云っていたな。

<B>
それは極端な結果論だ。 金融ビックバーンは避けて通れないし、土俵もルールも
あちらのものだ。 今、敗戦だなどと思うより、この現実の中でどう新しいルールを
作って行くかじゃないのかねぇ。

 

 

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