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DIARY

ゴキブリ日記65

檄!


最近になって次々と銀行、証券会社が潰れる。 三洋証券、北海道拓殖銀行、山一証券、徳陽シティ銀行などと連続している。
前にも話したように、10数年前にアメリカで金融自由化が進み、銀行と証券の垣根は無くなり、 銀行は潰れたり、急遽合併したり、アメリカ全土で大騒ぎを繰り返していた。 この当時、日本は対岸の火事として、全く別世界の話と思い、バブル景気謳歌の真っ直中にあった。

私のなけなしの一万数千ドルの小遣いを預金している、カリフォルニアファーストバンクはある日、 ご挨拶もなく名前が変わってしまい、それが何とも激烈なサバイバル改革であったことを思い知らされた。
それは実に一昔前のことである。 このサバイバルを生き抜いたアメリカの銀行、証券会社が来春には遠慮会釈無く乗り込んでくる。
アメリカは日本の金融行政が不透明であるとか、極めて紳士的な言い方をしているが、 彼らから見ると銀行や証券会社がバタバタ潰れて始めて狼狽える日本の姿を見て、 何とも遅れた幼稚な日本と写っていることだろう。

大企業もあれだけ多くの海外渡航費を使い、多くの社員を海外に出しながら、 多くは特定の場所を往復するだけで、国際感覚を身に付けるなどほど遠い。 日本人だけが寄り集まり会議し、酒を飲む姿は日本社会の単なる延長にあり、 アメリカの姿がやがては日本の明日などと思う人は誰一人いなかったろう。

やがてはこの嵐が日本を襲うと報告しようものなら過激派、国賊と呼ばれた昔を思い出す。 それは政府も業界も同じで、如何に日本が奢り高ぶっていたかの証左でもある。

その意味では此処に至って分かったようなことを云うマスコミ、評論家は何とも気楽なものである。 ついこの前まで美学の経営を謳い、古武士のような生き様を誇っていた経営者は 「渇しても盗泉の水を飲まず」で貫き通さなければなるまい。

倒産の記者会見で「みんな私が悪いんです。社員には罪はありません。どうか社員を....」 と激昂して涙を流す現社長は、先代、先々代の放漫経営の付けを背負わされた単なる生け贄に過ぎず、 物の哀れを端的に示してくれている。

 

 

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