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DIARY

ごきぶり日記162

あなたはどう思います?


日本には馴染まない、とまで言われたビックバンがどんどん進んでいます。
国際的な企業間のサバイバル戦争が日増しに激しくなっており、不安の増幅は 合従連衡を加速させています。どんな大企業にも淘汰される可能性があり、 安閑としてはいられません。

リストラの目玉としての持株会社制、それに伴う分社化、本社売却、人員削減 などが当たり前の話になってしまいました。企業の過剰三兄弟は一向に改善され た様子がないままに、次々と改革のシナリオを発表しなければ市場から叩かれる。 株主を意識して利益は出さなければならないなど昨今の経営陣も大変です。

この中で気になるのは企業の象徴としての本社売却です。勿論、奢りの象徴の ような本社を売却して経営を立て直す決心は大変な決断ですが、グループ企業 が何社かでこれを買い取って債券化する、それに買い戻し特約を付けるのだから、 良くなったら買い戻せ、という財閥内の助け合い運動のようなものでしょう。

本社を売却するのは社員の危機感を高めるためとも言います。社員がこぞって “お家の一大事”と認識し、本気で改革に立ち向かうならこれに越したことは ありません。だが、本当にそうでしょうか。
あなたはどう感じますか? 企業同士の合併、提携、あるいは合理化など社員は 蚊帳の外で、現実に何が起こっているのか、この先どうなるのか全く分からない というところが実体でありませんか?

その証拠に異変が起きそうだというニュースや噂が広まれば、社内メールが騒然 と飛び交うと言います。
日頃、競走馬のようにブラインドを掛けておいて、突然にショッキングなニュース を流して危機意識が高まると思いますか? 高まるのは今の職場はどうなるのか、 自分は大丈夫がといった不安だけでしょう。

「意識」って何でしょう。意識とは「目が覚めていて自分のことや、周りの状況が わかっている時の心の状態」といいます。つまり、“目を覚ませ!”と言われて いるのですが、潰れる筈の無い大企業の倒産、一緒にやるなど考えられなかった 企業との提携や合併、その結果としての大リストラなど、いやというほど見せられ ているのですから、まさか眠っているわけがないでしょう。

事象を見て考え、自分の意見と生き方を作り、行動しようにもその土壌が無い のではありませんか。
自分の会社に誇りを持ち、自分の夢とやりたいことを熱っぽく語る気概は永い バブルが消し去って、親方日の丸、総サラリーマン化の道を辿る環境に置かれて 来たという人がいます。そうならば、ある特定の経営者が自分の城を築き、そこ に独裁者として君臨した罪が、此処にも残されているように思えます。

社員を奮い立たせて、一丸となって再建に進む経営とは、社員に情報を公開し、 社員と共に考える企業だと思うのですが、あなたの会社はどうでしょうか。
これからは、いろいろな意見が飛び交う自由な雰囲気が社風に滲み出て来なけれ ば、時代を先取りした改革は出来ないと思うのですが、さて。

 

 

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