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DIARY

ごきぶり日記156

訪問者一万人の重み


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屡々お話するように、どなたがこのコラムを読んで下さっているのか、あるいは 覗いただけの風のような過客なのか全く知る由もない。だが、今週はどんな話か とこの拙い話を読んで下さっている方がいることは間違いない。

想いのすべてを率直に、歯に衣を着せずにお話ししたいものといつも思う。
文章表現のテクニックなどお構いなく、自分の気持ちから枝葉を取り払い、 その幹だけを何の躊躇もなく書くことが出来たら、どんなに爽やかな気持ちに なることか。
だが、言い回しが宴曲になったり、言い訳がましい表現をし、本当に言いたい ことが埋もれてしまうのが極く普通の人情なのかも知れない。
率直を取り違えれば週刊誌の見出しのように、聞くに耐えない露骨な人身攻撃に なる。読者の関心を買うために毒針のような文章を書けば、自分の心も顔も歪ん でしまうに違いない。

政治も経済も、それに社会も矛盾だらけで、物騒な事件が毎日のように発生する 荒廃し掛かった世の中に、何とも割り切れない想いで悶々とする。
こんな時、それぞれの問題について自分なりの考えを纏めることは自分に取って の「解」であり、一時的にせよ心の平穏を与える。恐らくその答えは正解でない かも知れない。でもそれで良いのであって、そうすることによって一つを解決し、 次の思考に移ることが出来ると勝手にそう決めている。

また誰かが、フレンドレスシンドローム(Syndrome)という言葉を作り出した。 「友達の居ない症候群」というのだそうである。
そう言えばニュースグループの中でも、“メールフレンド求む”という声が多く、 何かを求める悲痛な叫びが聞き取れる。社会の歪みが生み出すこうした社会現象 を、よく分かるなどとおこがましいことを言う気持ちは無いが、元来人間は寂しい 動物である。せめて、心を開いて想いを語ることをこうした若い人にも知って 貰いたいとも考えている。

時にはふと現実の迷路を外れて叙情的な文学の世界へ、それを通して人生を語り たいと想いながら、余りにも目まぐるしく、嘆かわしい世相にのめりこんで行く。 混沌とした世の中を憤慨してばかりいても始まらない。茫洋とした気分で遠くを 眺める気分で、書きたいことを書く心の自由が欲しいものである。
そう思いながら、また続けて読んで頂けることを信じて、200編に向けて書き 続ける。

 

 

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