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DIARY

ごきぶり日記153

本気でやるか?


Aさん。
待ち遠しい秋が、つい目の前で足踏みしていますね。お変わりありませんか。
ビックバン夏の陣は、なにやら小出しに続いているようです。 いづれにしても天下分け目の関ヶ原、冬の陣はこれからでしょう。

景気も、いつ逆戻りするかも知れない不安定要因という爆弾を抱えながらも、 よろよろと回復の助走に入ったと言われています。
これから一段と厳しくなる国際競争と欧米企業の日本攻略がエスカレートする でしょうね。国際会計基準など、冬の陣の対応問題が山積しています。

各社がカンパニー制への移行など、大問題に取り組み始めています。
バブルで肥満化して、成人病の販売店のようになった巨大企業をスリムにして、 筋肉質の体質に作り変える作業が如何に大変か、察してあまりあるところです。

一口にカンパニー制といってもいろいろな形態があり、何処までやるのか、 結果を見なければ分かりませんが、いずれにしても、これまでのような会社経営 の練習のような擬態経営で済むわけがなく、それぞれの分社が、会社の存続を 掛けて自力で生きて行かなければならないのですから、まさに今“乾坤一擲”の 踏ん張りが必要でしょう。

外野席の最上段から言わして貰えば、まず第一に経営者の資質でしょうね。
攻めの経営が出来るかどうか、全体を間違いなく牽引出来るかどうかでしょう。 間違えば大変なことになります。
これまでは大社長以外は「姿も見えず、声もせず」だったのですが、これからは 執行役員を中心に、大いに語り、目に見える活動をしてくれることでしょう。
「兵の形は水に象る(かたどる)」水のように柔軟な隊形で、わずかな隙でも 雪崩れ込み、やがては怒濤の流れに変わる変幻自在な采配が望まれます。

第二はやはり人材ですね。バブル時代の体質をそのままに、ただ、組織を変えた だけなら先が知れています。「危機感とやる気やる気の無いものは去れ」と言い たいところですが、本気でやったら何人残るかという心配も出て来ます。
「生めよ増やせよ」ではないけれど「作れ、売り込め」の時代を突っ走って来た 年代には立ち止まって、考え直して方向転換することは、想像以上に難しい ようですよ。

市場もマスコミも攻めの戦略が本物かどうか、見極めようととしています。
それにしても社員の不安は大きいでしょうね。これから自分がどうなるか、 全く分からないのですからね。試合は終わってみなければ分からない。
じっくりと観戦させて貰いましょうよ。

 

 

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