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DIARY

ごきぶり日記136

均等法


男女雇用機会均等法(For Equal Employment Oppotunity)

昭和47年7月1日に施行された「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の 確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律」の略称だそうです。

如何にも法律らしい、堅苦しい名前です。この法律の中味を論じる気は、毛頭 無いのですが、施行されてからそろそろ30年近くになりますが、この点あまり 変化したとは思えませんね。

日本民族の文化や意識が根底から変わった訳では無いから、当然でしょうが 加えて、この段階の法律の殆どの項目は、努力義務規定だから何とでもなります。 この法律が今年、4月に改正されました。細かいことはさて置いて、努力義務規定 が禁止規定となり、事業主に対する罰則規定が追加されたこと、セクシャルハラス メントの防止措置義務がはっきりしたことなどでしょう。

“欧米に遅れること数10年”となるのでしょうね。この法律は、ややもすると マスコミなどが、セクハラ問題を面白可笑しく取り上げています。 これまでの女性社員の扱いがの方が良かった、などと云うつもりはありませんが、 これが本当に浸透すると、永い日本企業の文化が一つ消え、欧米並みの会社に なります。

ご承知のようにアメリカでは、あるポストに外部から採用しようとする時は先ず、 社内から公募しなければなりません。 例え掲示板に“Bulletin!”として「マーケティングマネージャー募集」と出せば、 若い女性が押し掛けて来て、滔々と自分のプロパガンダを展開します。 余りにも仕事をしないので首にすると、紙切れ一枚を持って裁判所に訴えます。 勿論、お茶汲みなど論外です。 “個の世界”であるアメリカでは制服など排斥されることは云うまでもありません。 日経ビジネス(99/05/12)に面白い記事が出ていました。

「女子の制服を廃止する大手企業が相次いだ。
・・・“女性だけに制服を義務づけ るのは好ましくない。(労働省)”という均等法の趣旨や、
個性尊重の時代の流れ に沿った英断−のはずだった。
ところが、当の女性社員の評判が好ましくないのだ」

というものです。
確かに女性社員の制服は金が掛かります。揃いのブレザーとスカート、ブラウス (これは複数枚)。これがシーズン毎に必要で、また、デザインや生地の選定も うるさく、だから、そこらの安売り店に頼むわけにはいかない。高いのは当然 ですね。

上の記事でも、ある会社は「2年間で約2億円節減出来る」と云っているそうです。 そんなものでしょう。意外なところに伏兵があったという話ですが、これは当然の 話です。もし、強引に制服を廃止しても女性社員は今までに支給された制服を クリーニングして着続けることでしょう。
横並びなら女同士の目も気にしなくて良いし、第一、自分の洋服が汚れない、服選 びに悩まなくて良い。これが女心であり、日本の文化だったのですからね。

均等法は女性の中でも賛否両論です。男性と同等に働きたい人、家事育児を主体に してその合間に働きたい人、様々だからです。さし詰め、パートタイムが問題に なるのでしょう。
まだまだ、「女だから」という環境を望むのも多いことは確かなのだから、根付く のは遙か先の話かも知れません。女性がアメリカ並になったら、日本の 企業はそこから大きく変わるのでしょうねぇ。これから茶番劇のような悲喜劇が 起こるかも知れませんよ。

 

 

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