続、投資信託時代
<D>この前、Aさんと投資信託のお話をしたのは、確か5月頃でしたね。 (ごきぶり日記95 「投資信託時代」 '98.5.28) あれから大いに進んだに違いないと思っていたら、大分混乱もあるようですよ。 証券会社に一千万円預けたら、たちまち元本が八百万円に目減りして、あわてて 解約したという話が放映されていましたね。 <A>まだまだ過渡期だから、混乱があるだろうね。売り手も買い手も勉強不足だし、 第一、法の整備が不完全だから。 先日ある大手地方銀の人と話した際、「ところで投資信託はどうされています?」 と聞いて見た。すると「扱いはしますが、あまり積極的にやっていないんですよ。 まだ、お客さんは“この銀行が扱うのだから間違いない”という意識があるんです。 そこでリスクが発生したら本業に支障が出ますからねぇ」と云っていた。 この銀行は都銀、地銀のトップクラスにある健全な財務で、堅いことでは定評がある ところだし、地方では未だ個人のリスク管理など浸透していないだろうから、当然 危険なものは勧められないだろうね。 <D>なるほどねぇ。投信のように R&R(リスクとリターン)の交錯する商品を勧めて 少しでも損をさせたら信用に関わるということですか。分かるような気がしますね。 それは私だって、この前勉強しましたから、基本的なことは知っていますよ。 でも、少しでもリターンを大きくしようとすれば、その商品がどんな組み合わせで 何を買っているのか知らなければいけませんね。ところが何を買っているか分かった だけでは、リスクがあるかどうか分からない。国債ならその国が、会社なら財務と 将来性がどうなるのかまで勉強しなければなりませんよ。 <A>そこは優秀なファンドマネージャーに任せるしかないよ。 話は違うが、最近ある大手証券の営業マンがよく電話を掛けて来る。NTTやドコモの 株なら当たり前だが、新しい、利率の良い定期預金の話なんだね。 そんな話には興味が無いから、他の話に引きずり込むと逆に「今のアメリカの景気は バブルだと思いますか?」「投資信託は日本に根付きますかねぇ」などと、いろいろ な質問が飛び出す。これでは立場が逆転してしまうが、本音が分かって面白い。 この人は「最近は業績の厳しい銀行さんほど、投資信託に積極的で、反対に私たちが 堅い定期預金をお勧めする状態なんですよ。でも、証券会社が堅い話をしても駄目な ところがあるんです。証券業界というのはリスクの固まりと思われているのかもしれ ませんねぇ」と嘆いていたよ。 <D>うーん! 落ち着くのは未だ数年から10年くらいかかるかもしれませんねえ。
この銀行は都銀、地銀のトップクラスにある健全な財務で、堅いことでは定評がある ところだし、地方では未だ個人のリスク管理など浸透していないだろうから、当然 危険なものは勧められないだろうね。
この人は「最近は業績の厳しい銀行さんほど、投資信託に積極的で、反対に私たちが 堅い定期預金をお勧めする状態なんですよ。でも、証券会社が堅い話をしても駄目な ところがあるんです。証券業界というのはリスクの固まりと思われているのかもしれ ませんねぇ」と嘆いていたよ。